薬師あいロード商店街振興組合は1964年(昭和39年)に商店街振興組合として組織化されました。それ以前の商店街は、古くから新井薬師の門前町としてにぎわっていたと聞いています。現在営業中のお店で一番歴史の古いお宅は、大正初期の開店で、その当時は既に数十軒の商店があったそうです。
残念ながら商店街として当時の記録は手元にありませんが、話に聞くと戦前はお薬師様の縁日などは向いのお店に行くのも大変なほどの人通りだったそうです。
当時新井薬師は、東京都下でも、「東の浅草寺、西の新井薬師」といわれるほど参詣寺として人々の信仰を集めていました。
また門前にはつきものの三業地も栄え、その需要を賄う、必然的に商店街も潤いました。現在のあいロード商店街の経営者に、2代目3代目が多いのも歴史の長さを物語っています。
1989年(平成元年)に隣り合っていた、新井薬師新興会と合併し現在の規模となりました。現在の商店街は加盟店約120件、区内でも有数の規模となりました。
あいロード商店街では、定期的な売り出しは年2回、イベントは年3回恒例的に行っております。あいロードに限らず商店街を取り巻く環境は年々厳しくなっておりますが、若い役員も増えお客様に喜んでもらえる商店街作りに日夜努力しています。
理事長 窪寺弘匡
旧薬師通り商栄会
(写真提供:中野区)
旧薬師銀座商店街
(写真提供:中野区)
※ 赤いサービス券を集めるのを楽しみに買い物をする人も多かったようです。